2日、岡山市北区の岡山大学津島キャンパスで、県内企業2社(株式会社ウエスコ、萩原工業株式会社)と留学生ら約30人が多様な価値観を共有するダイバーシティ座談会を実施しました。目的は地域におけるグローバル人材活用の可能性を広げることです。会場は共創イノベーションラボ「KIBINOVE:きびのべ」、進行はグローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)の学生が担いました。

岡山大学研究協力会と連携し、GDP学生は多文化交流企画「The World Kitchen」で培った運営経験を活かして対話設計を行いました。自己紹介の後、少人数ディスカッションを重ね、「日本で一番おいしい食べ物」や「母国でおすすめの料理」から、「日本で働くまでに必要なこと」「日本と海外の働き方の違い」「日本のビジネスマナー」「日本でのキャリアの選び方」「仕事をする際に欲しい制度」まで計7テーマで意見交換しました。専門的な話題は具体例を交えて噛み砕いて共有しました。

企業側からは、留学生との対話を通じて「日本の強さ・弱さ」を相対化して理解でき、採用や受け入れ制度の検討に活かせるとの手応えが示されました。留学生からは、日本でのキャリア選択を考えるうえで実務的な情報が得られたとの声があり、必要な支援や制度への期待も可視化されました。

今後は同様の交流を継続し、学内外での実践の場を増やす計画です。継続開催が留学生の地域定着を後押しし、県内企業の国際化や地域活性化につながるかが注目されます。

【イベント情報】

会場 岡山大学 津島キャンパス 共創イノベーションラボ「KIBINOVE:きびのべ」

住所 岡山県岡山市北区

参加者 約30人

参画企業 株式会社ウエスコ/萩原工業株式会社

連携 岡山大学研究協力会

ファシリテーター グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)の学生

関連プログラム The World Kitchen

source: PR TIMES

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